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伸縮計施工風景

Measuring Groundwater Flow

地下水検層

地すべり地域では、移動する土塊と基盤岩の隙間に流れる微量な地下水の作用によって土砂崩れ等の崩壊現象が起きます。また、軟弱な地盤の地域では、地下水量が多いと地震などの作用によって液状化現象が発生します。

地下水調査の手法はさまざまですが、その中でも測線に沿った縦断面における地下水層を把握するのが、地下水検層です。

微量に流れる地下水層を探り当てるには、熟練した技術や感覚、専門知識が必要です。そのようにして得られた正確なデータは、安定計算をより確実なものとし、お客様の設計を支えます。

当社では、過去に実施した数百箇所に上る調査実績を生かし、お客様に安心してご利用頂けるデータをお届けいたします。

地下水検層指示器 地下水検層
地下水検層データシート 地下水検層グラフ

観測の結果は、アドバンテクノロジー社製のソフトウェアで図化処理します。DXF、PDF等に変換して納品しております。


Measuring Groundwater Flow

地下水追跡調査

ベーラー

地下水層の三次元的な動きを把握するのが、地下水追跡調査の目的です。

調査地域内に複数の調査ボーリングを行い、起点のボーリング孔へトレーサー(追跡物質)を投入します。投入後、数日間から数ヶ月間に渡って定期的に、各ボーリング孔で所定深度の地下水を採水器(ベーラー)で汲み上げ、随時水質分析を実施します。

この分析結果を元にトレーサーの検出された日時や箇所をまとめ、地下水の流向・流速を求めることができます。

トレーサーは主に、人体や自然環境への影響が小さい食塩等を使用しています。


地下水追跡調査

トレーサーを地下へ投入してる様子です。毎分10L〜20L程度のスピードで、深度20m付近へ投入しました。詳細な技術情報は、フォームより問合せください。